1.バス利用者の支援策について
- バス事業者が実施するこども50円バスキャンペーンについて、利用する子供やその保護者への周知協力はしていたのか。また、実施した結果について、バス事業者と情報の共有はするのか
𠮷安)公益社団法人山口県バス協会の主催で、こども50円バスという事業があります。県内6事業所が連携して、夏、冬、春の長期休みの期間中に、県内どこからどこまで利用しても、子供1乗車当たり50円という事業です。小学生が対象となります。きっと多くの小学生が50円玉を握りしめてバスを利用したことでしょう。とてもよい取組だと思います。
そこで、(1)バス事業者が実施するこども50円バスキャンペーンについて、利用する子供やその保護者への周知協力はしていたのか。また、実施した結果について、バス事業者と情報の共有はするのかについて、お答えください。
答)こども50円バスキャンペーンに関する御質問にお答えいたします。
こども50円バスキャンペーンについては、子供の頃から路線バスに親しんでもらい、将来的なバス利用につなげることを目的に、平成25年から防長交通株式会社が夏休み、冬休み、春休みの期間中に実施されています。
その後、県内の他のバス事業者でも取組が始まり、令和3年度からは、公益社団法人山口県バス協会が周知活動を行われており、キャンペーンが実施されるエリアの小学生に、学校を通じてチラシを配布されております。
本市でも、市ホームページや公共交通対策課の窓口でチラシを配布するなど、周知に協力しております。
また、利用実績についても事業者と共有しており、防長交通が運行する全路線の利用者は、令和3年度は3,903人、令和4年度は6,076人とお聞きしています。
今後も事業者等と連携し、公共交通の利用促進に取り組んでまいります。
𠮷安)分かりました。
再質問ですが、こういった事業はバス利用者の増加に確実につながると考えますが、今後、市の単独予算でこども50円バスキャンペーンを行う考えはありますでしょうか。
答)この事業につきましては、事業者が利用促進のために行われている事業でございます。市独自の中で、この50円バスの運行をするというところは、今の予定はございませんが、市としても、公共交通の維持・確保のために、事業者と連携して、周知・運営等に協力してまいりたいと思っております。
- バス運賃が高い地域への支援策について
𠮷安)(2)防長交通株式会社が運行するバスは――何のデータも根拠もありませんが、私が市内各地で定点観測を行った結果の肌感覚でございます、見たところ、乗客率は30%程度だと感じました。熊毛・鹿野・四熊方面などの長距離路線に至っては、乗客はほとんど見られておりません。
市は、令和4年度は1億3,873万6,000円の補助金を防長交通株式会社に支払っています。一方で、その運賃が高く、利用がされにくいと考えますが、市として、今以上の支援策はないのかをお尋ねします。
答)バス運賃が高い地域への支援策についての御質問にお答えいたします。
公共交通機関であるバスは、全ての人が自立した日常生活を送るために必要不可欠な社会基盤であり、多くの市民の皆様に利用される重要な移動手段です。
利用者の少ない路線におきましても、地域の特性や交通需要を踏まえて、将来にわたって公共交通を維持していくことが必要です。
バス運賃につきましては、バス路線の維持に係るコストやサービスにも関わる重要な要素です。現行の運賃体系は、運行コストや運行エリアなどを総合的に考慮して制定されており、バス事業者が必要な資金を確保するという重要な役割も果たしております。
本市といたしましては、利用促進を図るため、公共交通の利用促進や情報発信を目的としたフリーペーパー、ノッタの発行やバス事業者に対し、交通系ICカード導入のための補助金を交付するなどの取組をしております。
交通系ICカードにつきましては、令和5年3月から市内を運行する全ての路線バスで利用が可能となり、利便性が向上したところです。また、ICOCAを利用された場合には、利用額の3%がポイントとして還元されるというメリットもございます。
引き続き、市民の皆様がより公共交通機関を利用しやすくなるよう、取り組んでまいります。
𠮷安)いろいろなことを取り組まれているというのは分かりました。
再質問ですが、鹿野の多くの方に、鹿野─徳山間のバス代をワンコイン、500円にしてくれたら、今よりもっと頻繁にバスを利用すると言われました。反対に徳山の方も鹿野に訪れる際に、バスを利用する頻度が増えると聞きました。
現在、鹿野─徳山間のバス代は片道1,180円であります。これを仮に500円にするとなると、差額の680円を市が負担することになると思いますが、長い目で見れば利用者が増えることが見込まれますので、先行投資した予算は後々返ってくるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答)バス運賃をワンコイン、500円にするということの議員の御提案でございます。
運賃を下げるということによりまして、利用者が増えるということは予測されますが、その他の地域についても、公平性の観点から運賃を見直す必要が生じると思われます。
また、これまでバスを利用されていた方の運賃が下がるということになりますので、これまであった運賃収入が減少し、結果的に事業者の収入減につながる可能性もございます。
また、運賃は路線ごとの特性や採算性、運行距離などを踏まえて、運行経費に見合った運賃を交通事業者が設定し、国の認可を受けて決定しておりますので、容易に変更することは難しいと思われます。
運賃の見直しにつきましては、収支バランスや運賃負担の公平性などを考慮した慎重な判断が必要だと考えております。
議員御提案の運賃の軽減等につきましては、公共交通の維持・確保を図るためには有効な手法の一つであるものと考えておりますので、運賃に対する負担の軽減も含めまして、利用促進を図るため、どのような手法が有効なのか、交通事業者とも協議してまいりたいと考えております。
- 高齢者50円バスの実施を提案
𠮷安)こちらも運賃価格の変更になりますが、(3)高齢者50円バスの実施を提案するが、いかがでしょうか。
答)高齢者50円バスの実施についての御質問にお答えいたします。
本市では、高齢者に対して、外出しやすい環境を創出することを目的として、令和3年10月から高齢者バス・タクシー運賃助成事業を実施しています。
助成額につきましては、週1回は外出していただきたいという思いで、お1人当たり1枚200円の助成券を年間最大48枚お渡ししています。
利用者の皆様からは、「買物などにバスを利用するので大変助かっている。」や「バスとタクシー両方利用できるので便利。」といった多くの声を頂いています。
高齢者50円バスにつきましては、実施する予定はございませんが、現在、好評を頂いている高齢者バス・タクシー運賃助成事業を、さらに多くの皆様に御利用いただけるよう、周知・啓発に取り組み、利用促進を図ってまいります。
𠮷安)再質問させていただきます。
ゆめプラザ熊毛から徳山駅までのバス代の片道は620円です。同じような位置関係で、高水駅から徳山駅へ岩徳線が走っています。運賃は片道330円でございます。
ちなみに、所要時間は29分であります。バスだとおよそ60分かかります。電車のほうが運賃は半額程度で、所要時間も約半分と短いことが、バスの利用者がますます減っている要因の一部と考えますが、いかがでしょうか。
答)鉄道沿線のバス路線につきましては、鉄道の料金等を勘案して料金を設定されております。鉄道に比べてバスというのは停車がありますので、時間がかかることはしようがないんですが、これも含めまして、バスは沿線沿いの方を拾っていくという重要な幹線を走っておりますので、それは、今後、維持していく必要があると思っておりますので、継続して支援等を行ってまいりたいと考えております。
𠮷安)では、次の項目に移ります。
公共工事の入札について
- 公共工事の発注において、時期が偏ることがないように年度を通じて発注するなど、多くの事業者が受注機会を得られるような仕組みは検討できないか
𠮷安)公共工事の入札については、市内の様々な業種の方にいろいろな御意見を伺う機会があります。
(1)公共工事の発注において、時期が偏ることがないように年度を通じて発注するなど、多くの事業者が受注機会を得られるような仕組みは検討できないかをお尋ねします。
答)公共工事の発注時期についての御質問にお答えいたします。
公共工事の発注時期については、全国的に見ても上半期の第2四半期と下半期の第3四半期に集中している状況となっております。
そういった発注の集中が起こる要因といたしましては、予算が単年度主義であることから、当初予算成立後から直ちに発注業務に取りかかったとしても、入札等に要する期間を考慮すると、契約締結が6月頃になることや年度が終了する3月末までに仕事を完了する必要があることから、その工期を逆算すると発注時期が重なるということにあると考えております。
こうした状況を踏まえ、国は全ての公共事業の発注者に企業経営の健全化や労働者の処遇改善の観点から、公共工事の発注時期・施工時期の平準化を求めているところです。
こうした中、市民の利便性や福祉の向上のために発注する公共工事は、その工期や完成時期について事業者側の視点のみで柔軟に設定することに制約はございますが、本市では、複数年度で事業を進めるための債務負担行為の活用などにより、公共工事の発注時期・施工時期の平準化を目指した取組を行っているところです。
今後も引き続き、各種制度を活用しながら、発注時期の平準化に努めてまいります。
𠮷安)再質問ですが、今、市長もおっしゃられましたように、現状では、どうしても予算が決定する6月以降、7、8、9月や10月、11、12月、年度末の1、2、3月に工事が偏る傾向にあるというふうに思われます。業者さんによっては、経営の内容がほぼ100%公共工事である業者が少なくありません。このような業者がいてくれるおかげで、市の工事が滞ることなく実施してできているのだと考えます。その場合、4、5、6月は繁忙期に比べ工事の数が少ないようで、この状態は好ましくないと考えますが、何かしらの対策はできないでしょうか。
答)4、5、6月、これは年度の初めになりますけども、補助事業なんかですと、交付決定という形、国、県からの交付決定がないと発注ができないという状況もあります。したがいまして、なかなか大きな工事となると、4月から6月の間に発注するのはなかなか難しいというのが現状でございます。
そうしたことから、先ほど市長も申しましたけども、債務負担行為という予算上の措置を使って、2か年に分けて工事を継続するというような手法も可能な範囲で取り組んでおるところでございますので、その辺の平準化ということは、私どもも重々承知しておりますので、そうした配慮が可能なものについては対応をしていくという形で、今後もやっていきたいと考えております。
𠮷安)ぜひ平準化をよろしくお願いいたします。
- 入札の日にちを少しでもずらすことはできないか
𠮷安)(2)同業種の工事の入札は、同日に行われております。入札参加業者は、複数の入札に参加したくても、業務が立て込むため泣く泣く辞退している現状があります。入札の日にちを少しでもずらすことができれば、今より多くの入札に参加できる業者もあると考えるが、いかがでしょうか。
答)同業種の工事の入札についての御質問にお答えいたします。
工事の施工については、緊急に複数の場所で同時期に行わなければならない災害復旧工事や、国からの補助を受ける関係上、補助の交付決定を受けてから執行するため、結果として同時期に発注することになる工事や、学校行事の関係や農業を営む方への配慮などにより、工期や施工時期の制約がある工事など様々な状況があることから、同業種の工事の入札日が重なることがございます。
また、現在、世界的な物価高騰による原材料価格の変動が大きいことから、積算に使用する単価が毎月更新となっており、入札の日を変更することで工事価格が変わる可能性があるため、同業種の入札日の調整・変更が難しい状況もございます。
こうしたことから、入札時期を調整することが難しいということも多々ございますが、入札時期について調整が可能なものにつきましては、十分配慮を行ってまいりたいと考えております。
𠮷安)工期の関係や資材価格の高騰で、その日にちをずらせないという理由は何となく分かりました。ただ、同日であるがゆえに、入札参加業者は、仮に複数の工事を落札したときに手が回らなくなることを考えて、本来なら参加したい入札にも辞退している現状があるそうです。せめて1週間、1週間だけずらすことはできないでしょうか。これなら工期にもさして影響がないと考えます。1週間あれば業者さんの取組も変わってくるので、ぜひ検討していただくことはできないでしょうか。
答)先ほど来、お答えしております。
市長も、今、申しましたけども、可能なものについては、そういう対応も取っております。ですから、全てがやはり固まっているわけではないので、工期の関係が一番になります。年度内完成を目指して契約をするわけですので、その辺はきちんと履行していかないとならないんですけども、1週間ずらしたからといって、ほかの業種が取れるかどうかというものもなかなか定まらない部分もありますので、可能なものについては、そういった業種、そういったものを配慮しながら対応はしていきたいというふうに、今までも進めてきておりますけども、なかなかそういった形で、先ほど申しました理由によって難しいものも多くあるということは御理解いただきたいと思っております。
- 令和4年に導入された電子くじについて
𠮷安)(3)令和4年に導入された電子くじについて、入札参加業者から戸惑いの声がある。以前のように、会場でのあみだくじを用いた方式に戻すことも考えられますが、いかがでしょうか。
答)電子くじについての御質問にお答えいたします。
本市では、令和4年から、応札者の利便性や入札の透明性の向上を目的として、工事・コンサル業務について電子入札を導入し、運用しております。
これまでは、入札の結果、同額の応札が複数あった場合に、現地であみだくじでのくじ引きを行っていましたが、電子入札を導入する中で、入札システム上で行う電子くじを用いるよう変更いたしました。
電子くじの仕組みといたしましては、応札する事業者自身が任意の番号を選択する。入札システムがランダムな数字を割り当てる、応札した順番による番号を付番するなどにより落札者を決定することとなっており、応札者、発注者ともに恣意的な運用ができないようになっております。
こうしたことから、入札時の電子くじにつきましては、今後も電子入札制度を運用する中で、適切に執行してまいりたいと考えております。
𠮷安)電子くじを導入された経緯は分かりました。
聞き取りのときには、電子くじを導入した一番の要因は、現代のDX化に伴うことが要因だというふうにおっしゃられました。DXであるからこそ、今の時代、パソコンの積算ソフトがあれば、工事の積算は自動で行うことができます。そのため、同じソフトで積算することにより、複数の業者が1円単位で同額となり、その結果、くじにより抽せんするという状況が生まれます。また、見積りを作成、積算には少なからず業者の事務的負担は生じています。落札できなければ、その努力は泡となります。市役所に足を運び、実際に目の前であみだくじを行えば、結果がはっきり分かるので、外れてもまだ納得ができるそうです。
ただ、電子くじとなると、機械が自動的に抽せんし、落札できなかった業者には、職員からの電話でもなく、メール一つで落選の通知が届くのが現状です。あまりにも無慈悲ではないでしょうか。
DX化を進めると言われますが、議会では、いまだにタブレットは導入されず、全ての資料は紙媒体であります。他市では、タブレットはもちろん、議会中継のユーチューブ配信も進んでいます。ケーブルテレビに加入されていない方も、スマホで簡単に見れる時代になっています。
業者の多くが、あみだくじを希望しているようなので、電子くじを見直し、再びあみだくじを導入するように考えられますが、いかがでしょうか。
答)あみだくじに戻してはという御意見が多いという、議員のところには多いというふうにおっしゃられたんですけども、私どもとしましても、やはり切り替えた時期ですので、そういった声もあるのは確かだと思いますけども、逆の声もしっかりあると、一々来なくて済むという声もあるのも事実でございます。
電子くじの計算過程、そういった内容については公表をきちんとしておりますので、そうしたもともとの電子入札、これを導入した目的や意義、その趣旨、それからその上で電子くじというものを、その中身であったり、仕組みであったり、有効性であったり、こういったものを事業者さんにもしっかり理解していただくことが大切なのかなと思っております。
今後も、そういった御相談等あれば、きちんと御説明もいたしますし、そういった、今、時代の趨勢というとあれなんかもしれませんけれども、DXはこれからしっかりみんなで取り組んでいくことだと考えておりますので、この入札に関しましては、DXだけの方向性ではないということは御理解いただきたいと思っております。
𠮷安)では、次に移ります。
鹿野観光交流拠点施設整備について
- 鹿野に非日常を求めて訪れる人たちが集う本格的なカフェの導入など、当該施設や若者や子育て世代が移住してくるきっかけとなる施設とするべきと考える
𠮷安)私は、過去に2度、この施設整備について一般質問を行い、その都度、住民の皆様の意見を吸い上げた上で内容を取りまとめ、提案、質疑をしてきました。今回、示された基本計画案には、残念ながら、私が強く訴えてきた、木漏れ日計画は取り入れてもらうことはかないませんでした。
また、現在は誰もがインターネットで観光地やお店の情報を簡単に手に入れることができるため、基本計画案のような観光案内所の機能を持つ施設は時代に逆行したものであり、私の周りでは、こうした施設を望んではおられません。
以上を踏まえて、今回、三たび質問をさせていただきます。
(1)8月22日の企画総務委員会に基本計画案が提出されたが、基本計画案には、鹿野に非日常を求めて訪れる人たちが集う本格的なカフェの導入など、当該施設や若者や子育て世代が移住してくるきっかけとなる施設とするべきと考えるが、いかがでしょうか。
答)鹿野観光交流拠点施設整備基本計画案についての御質問にお答えいたします。
基本計画案を作成するまでの経緯でございますが、現在の鹿野総合支所の老朽化による旧鹿野公民館跡地への移転計画に伴い、鹿野総合支所跡地となる場所の有効活用について、鹿野地域の豊かな観光資源を生かした周南市北部の観光交流拠点として整備することとしました。
令和3年度に、鹿野地域の意見の集約として、21団体の代表者で構成された鹿野のストーリーを考える会において、全6回の協議を重ね、その中での御意見を参考にした上で、令和4年3月に、観光交流拠点の在り方や必要な機能等についてまとめた、基本構想となる鹿野地域観光振興プランを策定いたしました。
令和4年度は、「鹿野の未来をみんなで考えよう」をコンセプトに、鹿野のストーリーを考える会に参加されていた徳山工業高等専門学校の学生さんや地域の団体が独自に作成された跡地利用計画の提案が発表されるなど、よりよい施設整備に向けて、地域の皆様にも多数参画していただいております。
本市としましても、庁内の関係所管課で構成した鹿野観光交流拠点施設整備構想策定検討会議において、全9回の協議を重ね、地域の方の意見をお聞きしながら、施設整備計画の方向性を確認してまいりました。
この施設の基本方針は、「まるごと図鑑になるまち・かの」を多くの人に情報発信し、周遊を促す起点となる観光交流拠点であり、目指す方向性は、令和3年度から実施している「日常をときほぐす観光」事業における、鹿野地域観光振興プランの具現化によって、持続可能な地域を目指すこととしております。
この観光交流拠点施設の導入機能としましては、これまでの地域の皆様の意見を反映し、鹿野の魅力を最大限に生かすとともに、地域内を周遊する起点となるためのプラットフォームとして、観光や移住情報の収集・発信、特産品等の展示・販売、電動付レンタサイクルなどの二次交通のステーション機能、居心地のよい飲食・休憩スペースなどを備えた交流機能を設けることとしております。
これらの機能の導入により、訪れた方に対して、地域内の観光施設や他の飲食店へ誘導することで、地域の利益に還元するとともに、新たな観光コンテンツの造成など、住民との触れ合いを通して、鹿野ならではの体験を楽しんでいただくことで、訪れた方がまた来たい、住んでみたいとの思いが生まれ、それが地域経済の循環や移住促進につながっていくと考えております。
また、施設に導入する交流機能には、非日常を求めて訪れる方にゆっくり休憩できる居心地のよさと利便性を兼ね備えた、多目的に使用可能なスペースを休憩施設として提供するとともに、屋内外で安心安全に遊ぶことができる子供向け遊具などの設置により、若い子育て世代に対して魅力ある施設となるよう、整備計画を進めてまいります。
今後の対応といたしましては、訪れてよかったという訪問者の高い満足度に結びつくこと、地域の人たちが地域への愛着や誇りの醸成の場となることなどに留意しながら、関係人口の拡大、地域経済の循環及び活性化につなげてまいります。
- 地元住民の方に管理運営をどのようにして委託するのか
𠮷安)では、再質問させていただきます。
執行部の方が、管理運営は地元の方に任せたいとの旨を言われました。それには、地元の多くの人が賛同し、こんな素敵な施設なら、俺たち、私たちに任せろという機運の高まりがなければ成り立ちません。現計画ではそれに当てはまらず、地元住民の多くの人の意見が反映されていないと感じます。そういった状況で、地元住民の方に管理運営をどのようにして委託されるおつもりかをお聞かせください。
答)今回の基本計画案につきましては、導入機能等、これまで地域の皆様方から意見が出ました内容等を考慮して、機能等にお示ししているところです。
管理運営につきましては、こういった説明会の中にも、地域の方にぜひ可能であれば携わっていただきたいという話はさせてもらっておるところでございますが、まだ実質的な管理運営についての方向性というのは、今後、検討させていただきたいというふうに考えておりますし、前回の説明会の中でも、管理運営につきましても、また御意見を頂いて、お話をさせていただきたいというふうに御回答をさせていただいておるところでございます。
𠮷安)8月30日の住民説明会には、私も参加しましたが、住民の関心はとても高く、大変多くの人が参加されていました。様々な意見が出ましたが、そのうち9割は基本計画案に対する疑問や計画の変更の提案でありました。
ただ、その中で唯一、1人だけ基本計画案を大絶賛された方がいて、その言葉に、担当職員のうちの1人が感極まり涙ぐむ場面がありました。その光景を見て、ここまでたどり着くのに相当な御苦労をされたんだなと感じました。職員さんの働きに尊敬の念を感じました。
- 基本計画案について
𠮷安)(2)基本計画案について、鹿野地域の住民からはどのような意見が出されたか。また、こうした意見を踏まえて、どのように計画を修正するのかをお答えください。
答)基本計画案の住民説明会についての御質問にお答えいたします。
鹿野観光交流拠点施設整備基本計画案につきましては、観光交流拠点施設に必要な機能や来年度以降の基本設計、実施設計や整備スケジュールなどを明記し、先月22日の市議会企画総務委員会において御説明させていただきました。
その後、先月30日に、鹿野地域の住民の皆様に対して、基本計画案の説明会を2回に分けて開催をした結果、述べ51人の御参加を頂きました。
説明会においては、施設の機能や基本設計等に向けての進め方などを説明しました。
また、住民の方からは、どういう人に来てもらいたいのか、観光資源の磨き上げが必要ではないか、石船温泉憩の家の移転計画の有無や本施設との連携は、訪れた方が喜んでいただける地域資源を活用した施設にしてほしい、これまでのプランに基づいた内容であり満足している、鹿野の魅力ある施設として期待しているなどの多数の御意見がありました。基本計画案に対しては、概ね御賛同いただいたと報告を受けております。
今後の方向性につきましては、来年度の基本設計・実施設計策定に関するプロポーザルの実施に向けての作業を、基本計画案を基に進めることとしております。
住民の皆様からの意見や提案については、引き続きお伺いしながら、反映できるものは取り入れ、鹿野地域の皆様にとっての誇りとなるような、よりよい観光交流拠点施設の整備をしっかりと進めてまいります。
- プロポーザルの件、飲食機能の件、遊具の件、以上3点について
𠮷安)確かに、今おっしゃられたように、様々な意見が出たと思います。
中でも印象的だったのは、設計をプロポーザルに委託することに対して、プロポーザルの業者は、今までのいきさつや鹿野地区の内情を十分に把握していないのに、果たして住民の意を組んだ施設の設計ができるのかと疑問の声がありました。また、施設周辺には飲食店は数軒しかなく、なぜ施設内に充実した飲食機能を持たせることができなかったのか。また、屋内と屋外に遊具を設置するとあるが、仮に一つ二つ遊具があるぐらいであれば、そこにわざわざ行く親はいないと、若いお母さんが言われていました。
プロポーザルの件、飲食機能の件、遊具の件、以上3点について、お答えください。
答)3点、御質問を頂いております。
まず最初に、プロポーザルの件でございますけれども、プロポーザルという方式に賛成の御意見も頂いているところではございますけれども、今おっしゃられたような、どういった方が来られて、プロポーザルで鹿野のよさが分かるのかという御意見もあるかと思います。しかしながら、今回の基本計画案の中におきましては、この案の、この紙一枚ベースだけではなく、今後、さらに鹿野のよさ、こういったことを知ってほしいといった、皆様から頂いた御意見も補足で足しながら、参加業者の方によりよい、鹿野に合った、鹿野ならではの施設を造っていただけるような提案を頂くように準備してまいりたいと考えております。
2点目につきましては、飲食の件でございますけれども、今回のこの交流施設は、お腹がいっぱいになるような飲食ができる施設ではございません。ここの施設が完結の場所ではなくて、周りの鹿野地域の中にありますカフェであったり、食事どころといったところに行っていただいて、ここの施設を起点として周遊していただくというイメージを持っておりますので、その大きな食事どころではなく、簡易なカフェ機能というところで考えておりますので、御理解いただきたいと思っております。
3点目の遊具につきましてですけれども、実際、私も今回の説明会に出席いたしまして、小さなお子さんを連れたお母さんが参加されて、大きな遊具が欲しいねという御意見も頂いております。
これまでの説明会の中でも御意見等を頂いているところですけれども、敷地面積が約7,800平米という手狭なところでございますので、大きな遊具にはなりませんが、鹿野につきましては、冬は雪が降ったりとかありますので、屋内屋外のほうで小さなお子さんが遊べる、まさに小さなお子さんが来られるような施設になれば、2世代、3世代のおじいさん、おばあさんも一緒に来て、お孫さんと遊んで、ちょっと休憩ができる。そして、その施設を起点にして、ほかの鹿野の観光資源のところを回っていただく、そういうようなイメージで考えておりますので、こういった方向性で示していきたいというふうに考えております。
𠮷安)分かりました。
- 屋内で子供たちが快適に遊べる施設の建設を提案したい
𠮷安)7月の終わりに、会派で山形県へ視察に行きました。子供が障害のあるなしにかかわらず遊べることのできる屋内施設です。議長に許可を頂き、議場に資料を配付しています。この施設の名称は、シェルターインクルーシブプレイスコパルといいます。年間を通じて、天候に左右されることなく遊べる場所です。とても多くの利用者があり、県内外から来られておりました。温暖化が進む現代において、こういった施設こそ、今、市内に求められているのではないでしょうか。
今年の夏休み30度を超えた日に、8日間ほど、津田恒実スタジアム横の周南フレンドパークへ見学に行きました。8日間とも遊んでいる子供はほとんど見かけませんでした。
確かに、あの炎天下であれば、主に鉄でできた遊具はとても熱くて危険でもありますし、外で遊ぼうという気も起こらないでしょうし、熱中症の危険性も考えられます。また、子供が仮に暑さに平気でも、屋根のないベンチで座って見守る保護者はたまりません。
私も、小学4年の娘がいますが、夏休みは主に学童保育に通い、学童ではクーラーが効いており快適で、家に帰ってきてもすぐにクーラーのボタンを押して、テレビでユーチューブばかり見ています。学童保育が休みの日も公園には行かず、遊びに行くとしたら、くだまつ健康パークの屋内プールです。娘の同級生のお母さんにも聞きましたが、皆さん同様の答えが返ってきました。
地球温暖化には歯止めがかからず、夏は猛暑どころか酷暑が続きます。観光交流拠点施設も、この資料の規模の施設は難しいとは思います。この半分でも、3分の1でもよいので、屋内で子供たちが快適に遊べる施設の建設を提案しますが、いかがでしょうか。
答)吉安議員のほうからこういった資料提出で、これ、山形市のほうの施設の御提案、参考にさせてもらっております。ありがとうございます。
今、鹿野の交流拠点施設におきましては、先ほどの御質問でもちょっとお答えいたしましたけれども、面積的なところでいけば、大きな遊具等は整備することはちょっと難しいところでございますけれども、やはり小さなお子さんも連れて来られるような施設であれば、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんも来てもらえると、ちょっと休んでいただくというのをイメージをしております。
こちらの施設につきましては、今、鹿野総合支所が無機質な建物が建っておりますけれども、大きな道から入ったところが、ぱっと変わるような、鹿野らしさというか、夏も涼しく、清流通りの小川も流れるというところで、その涼みであったり、癒やしであったり、そういったものが体感できるような施設にしていきたいというふうに考えております。
以上です。
𠮷安)現在の鹿野の人口は、令和4年度末で2,648人であります。住民説明会では、1年間に約100人の人口減少が続いているとのデータが示されました。施設が完成予定の令和10年には、人口が2,000人を切ることも予想されます。これは地域にとって危機的な状況であり、基本計画案は人口2,000人を見据えた計画になっているのかが、とても危惧されます。
人口減少に歯止めをかけるために、鹿野への交流人口、関係人口を増やして、少しでも移住・定住につながるように強く求めまして、次回の第3回住民説明会がよりよい内容となることを強く願い、次の項目へ移ります。
文化小ホールの新設について
- 建設費の想定額と建設による市の負担
文化小ホールの新設による財政面等への影響
年間稼働率の想定、利用料収入で建設費は回収できるか
旧徳山市内で大型事業が続いている状況で、さらに市民館跡地に文化小ホールを新設することは、中山間地域の市民からの理解は得られないと思うがどうか
𠮷安)(1)8月21日の全員協議会において、市民館跡地への文化小ホールの新設について説明があった。市民館の解体に伴い、ホール機能を備えた施設の確保に対する1万4,000人余りの署名が提出されたのは10年前のことである。また、現在も各種団体から文化小ホール新設の要望があると説明があったが、文化小ホールの新設に関して、以下を問う。
ア、建設費の想定額と建設による市の負担は。また、文化小ホールの新設により、財政面で子供・子育て施策に影響を及ぼすことはないのか。
イ、年間稼働率の想定は。また、利用料収入で建設費は回収できるのか。
(2)文化会館のホールの使用料を減額すれば、各種地域団体も文化会館の立派なステージを用いやすくなる。また、市としても、その歳入減は文化小ホールの建設費用に比べて少ない額で済み、ウィン・ウィンになると思われる。文化小ホールの新設ではなく、そのような措置を取ることは検討したのか。
(3)全員協議会において、国の機関と小ホールとは別棟とすることを検討しており、徳山保健センターは解体の方針であると説明があった。国の機関の建物の中に小ホールが入ることをイメージしていたが、別棟となれば、その費用は増加すると思われる。また、施設改修工事を行って間もない徳山保健センターを解体することは、計画性がないように感じる。旧徳山市内で大型事業が続いている状況で、さらに市民館跡地に文化小ホールを新設することは、中山間地域の市民からの理解は得られないと思うがどうか。まとめてよろしくお願いします。
答)建設費についての御質問にお答えいたします。
私は、市長就任当初からこれまで、品格と誇りのある町を目指し、文化の薫る上質で潤いのあるまちづくりの実現のためには、文化小ホールが必要であるとして、その建設について公約にも掲げてまいりました。
また、市民の皆様からも、市民館解体に伴うホールを備えた施設の確保についての1万4,000名余りの署名のほか、今現在もホール建設についての御要望を頂いているところです。
このたび、国からも、全国的に老朽化が進む公有財産の最適利用に向けたプランの策定を加速させたいとの意向があったことを受け、今が最適なタイミングであるとして、さきの全員協議会において地域文化を支え、市民に身近で使いやすい文化小ホールの整備に向け、検討を進めていく方針を申し上げたところです。
今後、文化小ホールを含めた市民館跡地の利活用に係る基本方針や基本構想・基本計画等を、様々な方の御意見を伺いながら、文化小ホールの機能や規模などを決めてまいります。
そうしたことがまとまれば、建設費などをお示しできるものと考えております。
次に、文化小ホールの新設による財政面での子供・子育て施策への影響についてです。
地域に根差した文化を維持し、次の世代へ継承する取組を支援するために、様々な文化活動の発表の場や交流の場として、文化小ホールを整備することは、これからの持続可能なまちづくりを推進する上で、欠かせない大変重要な取組であるという考えにつきましては、これまで申し上げてきたとおりです。
これからの周南市にとって、また次代を担う市民の皆様にとっても、今後、質の高い健康で文化的な生活を送る上で、とても大切な施設になることは間違いないと認識しております。
全ての施策は人口減少対策につながるという認識の下、子供・子育て施策はもとより、様々な取組を進めてまいりますが、いずれの事業に対しても適切な予算配分を考えながら、効果的・効率的な施策展開に努めてまいります。
年間稼働率の想定や使用料による建設費の回収についての御質問にお答えいたします。
先ほども申し上げましたとおり、文化小ホールの具体的な機能や規模などにつきましては、市民館跡地利活用の基本構想・基本計画等の中で決めていくこととしております。
想定される稼働率等につきましては、今後、計画等の中で検討されるホールの規模や施設利用に当たってのニーズ調査などを基に、目標稼働率を設定することが必要になると考えております。
また、使用料収入による建設費の回収についての御質問でございますが、公共施設は、民間施設とは異なり、施設の使用料につきましては、施設建設費の回収を前提としたものではなく、公共施設のサービスの提供を受ける受益者に、維持管理経費の一部を負担していただくことを基本として設定することとしております。
これから検討する文化小ホールは、市民の皆様にとって、身近で使いやすく、そして質の高いものをイメージしており、多くの方々に親しまれながら、しっかりとお使いいただけるものとなるよう努めてまいります。
文化会館の使用料を減額する措置の検討についての御質問でございますが、文化会館のホールは、音楽、演劇など優れた芸術を鑑賞する場、文化活動の発表の場として長く親しまれてきた施設であり、また多くの観客を収容でき、非常に高品質な音響設備を有することから、出演者にも大変高い評価を頂いている本市の文化拠点施設でございます。
文化会館ホールの使用料につきましては、先ほど申し上げたところですが、公共施設の使用料は、施設利用というサービスの対価として受益者に負担していただき、維持管理経費の一部に充てるものでございます。
この使用料を減額した場合、その分の経費を市税で賄うこととなり、施設を利用する方と利用しない方での不公平が生じるため、適正な料金による受益者負担は必要なことと認識しております。
使用料を減額することにより、文化会館の利用促進については検討しておりません。
また、現在検討している文化小ホールでございますが、文化会館のような多くの客席を必要としない様々な文化活動の発表の場や交流の場として、身近で使いやすく、質の高いホールをイメージしております。
これまで、文化活動されている方々から、文化会館は広過ぎるので、私たちのような小規模な活動では使いにくいといった声も頂いております。
そうした利用者の方の声も踏まえて、文化会館と新たな文化小ホールにつきましては、それぞれに役割を持った施設とし、利用していただく際には、目的に応じた使い方をしていただきながら、本市の文化力の向上、地域文化の発展や活性化、そしてまちのにぎわいにつなげてまいりたいと考えております。
次に、市民館跡地に文化小ホールを新設することは、中山間地域の市民からの理解は得られないと思うがどうかとの御質問でございます。
文化小ホールの建設場所でございますが、かねてより、本市の文化力の向上やまちのにぎわいの創出のために、徳山駅周辺を対象地域として考えていることを申し上げてまいりました。
候補地を検討するに当たり、必要な要件として、徳山駅を中心とした市街地エリアであること、交通の利便性がよいこと、にぎわいの創出につながるために人が集まりやすい場所であること、経費的な面も考慮し、市内を優先的に考えることなどを考えており、市民館跡地も有力な候補地としておりました。
そうした中、国より、市民館跡地への国の機関集約化に向けた最適利用プランを加速化させたいとの意向を受けたことから、市民館大ホールが立地していた場所と徳山保健センターを含む一体のエリアに、国の集約化機関と文化小ホールの整備を併せて検討することが、最も有効な土地の利活用方法と考え、その方向性をお示ししたところでございます。
さらに、このエリアは、都市計画マスタープランにおいても、本市の都心軸を形成する行政拠点であり、また中心市街地にも隣接しております。
この土地へ行政機関を集約化させることは、行政機能の強化や市民の利便性の向上につながり、また、文化小ホールを整備することは、文化力の向上や町のにぎわいの創出につながるものであり、周南市全体のまちづくりを考える上で、本市の都市機能の向上が図られる、非常に重要な取組であると認識しております。
こうしたことから、今後は、市民の皆様に対して、この取組の大切さや重要性などをしっかりとお伝えし、理解を深めていただけるよう努めるとともに、市民や議員の皆様、そして有識者など、様々な方からの御意見等をお伺いしながら、事業を進めてまいります。
以上でございます。
- 市内に実質ホールが5施設ある状況で、これ以上、新たな小ホールが本当に必要か
𠮷安)では、再質問させていただきます。
公共施設再配置計画において、令和4年3月に改定されました時点で、28年先を見据えた長期的な視点から取り組むとあります。この計画との整合性について、計画はきちんと基づいているのかと疑問を感じます。
また、現在市内にはホールを持つ施設が、文化会館、学び交流プラザ、新南陽ふれあいセンター、サンウイング熊毛と4施設あります。また、市民館跡地のすぐそばには、県の施設ではありますが、さくらホールがあります。市内に実質5施設ある状況で、これ以上、新たな小ホールが本当に必要なのでしょうか。
今回、中国地方で、いわゆる市が建設し運営している複合施設ではなく、単独の建物の小ホールを幾つか電話で問合せをし、調査をしました。
約5施設ぐらいあったんですが、どこも40億円から50億円かかっています。それも15年から30年前の価格であり、今、当時の価格はそれより1.5倍はかかると思われます。それだけの税金を投入して建設するのであれば、こどもまんなか宣言を唱えることもあり、そのお金を子育て施策に使えば、周南市がより一層子育てに優しい町となり、周南市で子育てしたいと思う人が増えるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答)公共施設の再配置の中で4つの項目として、サービス、コスト、量、性能の最適化というのが求められています。その中で、量の最適の中でございますけども、新規施設に関して、原則としては抑制の方向で進めることではございますけれども、ただし、周南市まちづくり総合計画の重点プロジェクト等に基づく新たな施設整備に当たっては、将来の公共施設総量の抑制を念頭に置いた整備を行うこととしているというふうに書かれています。
この文化小ホールにつきましては、市としては必要な施設だというふうに考えておりまして、この施行に当たりましては、必要最低限の床面積で建設を検討してまいりたいというふうに考えております。
𠮷安)終わります。