活動報告

令和4年 第3回定例会

目次

1.周南公立大学の学生の地域への定着について

本市は周南公立大学と連携してどのような取組を考えているのか

1.周南公立大学の学生の地域への定着について

  • 本市は周南公立大学と連携してどのような取組を考えているのか

    𠮷安)1件目、周南公立大学の学生の地域への定着についてです。
    入学式の様子をテレビで拝見しました。生徒さんのインタビューで、なぜ周南公立大学を選んだのかという問いに、公立化したからという声を多く聞きました。本当に公立化のブランド力というのはすごいんだなと改めて感じました。
    そこで、(1)公立化初年度となる令和4年度においては、周南公立大学に343名の学生が入学した。学生に、卒業後も本市に定着してもらうため、本市は大学と連携してどのような取組を考えているのかをお聞かせください。

    答)周南公立大学の学生の地域への定着についての御質問にお答えいたします。
    令和4年度入試において、周南公立大学では、県内はもとより県外からも多くの方が志願され、343名が入学しました。
    本市は、大学を生かしたまちづくりの方向性に「地域人材循環構造の確立」を掲げており、これから周南公立大学で学ぶ学生が卒業後も地域に定着し、活躍することが重要と考えております。
    こうしたことから、中期目標に「地域への定着に関する目標」を掲げ、「地域を知り、地域への愛着を育み、地域の発展に貢献する教育」を全学年に行うことで、卒業生が地域へ定着することを目指しています。
    これを受け、大学では中期計画において、地域共創型インターンシップの拡充と、地域ゼミなどを通して周南圏域の企業や関係機関と学生の交流機会を拡大することで、周南圏域での就職率を40%とする目標を掲げております。
    今年度は具体的な取組として、インターンシップの受入れ企業の開拓や、地域での学生の学びを共に支えるパートナー企業制度の構築、学生とパートナー企業との個別マッチングの機会を設ける体制の整備に取り組むこととしております。
    市といたしましては、こうした取組が円滑に進むよう、地元企業に関する情報発信やマッチングの支援、地元企業が参加する周南創生コンソーシアムの体制充実を図るほか、大学と連携した様々な取組を展開してまいりたいと考えております。

    𠮷安)40%を目指すとおっしゃいましたが、ちなみになんですけども、令和3年度の卒業生が市内で就職した率は何%なんでしょうか。

    答)令和3年度の市内就職者率でございますけども、16.7%でございます。

    𠮷安)16.7%を40%に上げるという、その目標でよろしいでしょうか。

    答)議員、ただいま申しましたのは市内の就職率でございまして、目標のほうは周南圏域という形でございます。
    ちなみに、周南圏域の令和3年度の実績が21.9%となっております。

    𠮷安)令和3年度の卒業生の主な就職先を教えてください。

    答)主な就職先でございます。
    まず、周南市内の就職先についてでございますが、トヨタカローラ山口株式会社に4名、クナイグループに3名、社会福祉法人光仁会に3名、周南市役所に2名となっております。
    次に、本市を除く県内への就職でございますけども、山口県警察に3名、山口合同ガス株式会社に3名、山口県農業協同組合に2名、山口トヨタ自動車株式会社に2名、山口マツダ株式会社に2名、株式会社ホームケアサービス山口に2名。
    次に、県外への就職ですが、シンヨー株式会社に3名、ツルハホールディングスに2名、株式会社イカイに2名と大学から伺っております。

    𠮷安)ありがとうございます。今聞いた限りでは、中小企業に多くの学生が就職したかのように思われるんですが、市内にある出光、東ソー、トクヤマといった大企業への就職はないのでしょうか。

    答)今年度の実績では、ないというふうに伺っております。

    𠮷安)それを今後、企業努力といいますか、大学の新規就職先開拓として考えられるお気持ちはございませんか。

    答)今現在大学のほうでも、周南創生コンソーシアムというのをつくっております。その中に、周南圏域であったり、幅広いところから参加を募集いたしまして、そういった市内の大手企業であったり、いろんなところを入れて、そこでまたインターンシップであったりとか、そういったところを今からどんどん進めていくという形になろうかと思います。
    そうしたことで、圏内のいろんな企業のほうに就職できるというふうに考えております。
    公立化になったことから、今年度はもちろん、来年度、再来年度と学生は増えていくでしょう。当然、就職先も倍の枠が必要になると思います。就職先の枠を広げるように努めていただければと思います。

2.道路環境の改善について

  • 通学路整備計画について

    𠮷安)令和4年度から、通学路の危険箇所を積極的に解消するとのことであったが、今年度の計画箇所はどのようになっているかをお答えください

    答)通学路整備計画についての御質問にお答えいたします。
    近年、全国各地で通学時の子供たちを巻き込んだ痛ましい事故が後を絶ちません。そうしたことから、今後5年間予算を拡充し、通学路の安全対策の強化に重点的に取り組んでいくことといたしました。
    今年度の通学路整備箇所につきましては、徳山地域7か所、新南陽地域3か所、熊毛地域3か所、鹿野地域2か所の合計15か所を予定しております。これらについては、学校からの要望や道路管理者のパトロールなどから、緊急性や必要性を総合的に判断したものでございます。
    現在は、舗装改修、横断歩道のカラー化及び防護柵等の安全施設の設計を行っているところです。
    今後も、子供たちを交通事故から守るため、しっかりと取り組んでまいります。

    𠮷安)令和4年度3月予算で、通学路の安全対策費として1億1,900万円が計上されました。これは道路管理者である市長を先頭に、市側が積極的に危険箇所を直す予算だとお聞きしました。
    もう一方で、学校側と地元の依頼に応えるケースがあるとのことです。今年度は、こちらのケースも積極的に取り組まれるのでしょうか。

    答)今までは、周南市通学路総合安全プログラムに基づきまして、学校関係者や、それから警察、そして道路管理者などが、周南市通学路安全推進会議というのを開催しておりまして、通学路の合同点検などを行って、危険箇所の抽出とか、そして緊急性等を鑑みて整備を進めているところでございます。
    今年度につきましても、具体的には和田小学校と久米小学校につきまして、整備のほうを進めていく予定でございます。

    𠮷安)積極的に進めていってほしいと思います。
  • 市道拡幅の要望について

    𠮷安)市民からの、市道を拡幅してほしいとの要望に対し、道路用地として土地の寄附があれば対応すると回答したことはあるか。また、市道の拡幅はどのような基準で行われているのか

    答)市民からの市道拡幅の要望についての御質問にお答えいたします。
    本市において、市民からの要望に伴う市道拡幅については、拡幅予定地の寄附及び地域住民の合意が基本となります。その上で、交通量や道路の線形、通学路であるかなどを総合的に検討し、決定することとしています。
    なお、都市計画決定され、街路事業として道路を拡幅する場合においては、用地買収を行っております。

    𠮷安)ちょっと分かりにくかったんですけども、用地買収するのは都市計画決定している道路のみということでしょうか。

    答)今、周南市で行っておりますのは、都市計画決定された道路につきましては、用地買収を行って道路の拡幅等を行っております。

    𠮷安)先月なんですが、私のもとに1枚のはがきが届きました。はがきの一部を読まさせていただきたいと思います。周南市呼坂在住の市民から届いております。
    「危険な道路についてですが、市内には通行の際に、道幅が狭く危ない道路・交差点がありますが、以前市の道路課に「交差点が狭いので広げてほしい」と要望した際に、「道路用地を寄附してもらえれば道を広げる」と言われました。この時代に寄附でなければ道が広げられないことにびっくりしましたし、見通しが悪く危ない道路は、早急に土地を買って整備しなければならないと思いますが、議員はどうお考えでしょうか。今どき土地の無償提供がなければ工事をしないなんて、市民感覚からすれば、あり得ないと思います。ぜひこのようなやり方の是正をお願いします。」とあります。
    この方にとってみたら、都市計画区域とかそういったことは全く関係なく、自分の周りが対象になればと考えておられると思います。もう少し枠を広げられるようなことは考えられないでしょうか。

    答)現在の市における道路事業におきましては、先ほど市長が答弁させていただいたように、用地の提供というのが基本となるところでございます。
    ただ、今、議員おっしゃったとおり、そういう緊急を要するとか、市のほうから積極的に道路を広げていく必要があるという判断をすることがございましたら、また個別に考えていく必要があるかと思います。
    この時点では、基本的には用地の提供が原則だというふうに思っております。

    𠮷安)では、仮に用地が寄附されれば、工事は行われるのでしょうか。

    答)あくまでも用地を提供していただいた上で、通行量、それから通学路であるかとか、それから道路の線形とか、いわゆる危険性とか、いろいろ総合的に勘案いたしまして、工事に着手するかどうか、事業化するかどうかを決定することとなります。

    𠮷安)分かりました。また相談させてください。