活動報告

令和2年 第6回定例会

目次

1.コロナ禍による市民生活や事業活動への対応は

  • 特別定額給付金や独り親世帯への臨時特別給付金、地域型保育施設等の職員への応援給付金など、今後のコロナ禍への対応について

    𠮷安)今回の緊急対策では、さきの6月議会で要望していた事業継続支援金の対象要件の拡充をはじめ、新生児に対する定額給付金や独り親世帯の臨時特別給付金の支給など、市独自制度の拡充や国県制度を補完する事業が多く盛り込まれたほか、新たに業界団体や農林漁業者への支援、消費喚起に向けた宿泊旅行者へのクーポン券の発行、地域公共交通事業者への支援、さらには敬老会の中止に伴う補助金の交付など、議会の要望も踏まえつつ、市民の生活や企業に寄り添ったきめ細やかな施策が講じられております。
    そこで、まずお尋ねします。特に、子育て支援に関し、新生児に対する特別定額給付金や独り親世帯への臨時特別給付金、地域型保育施設等の職員への応援給付金について、国や県の制度を補完する形で市独自の事業を実施されようとしているが、その狙いや市としての考え方をお伺いいたします。
    また、本件を含め、現在全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、その影響は今後さらに長期化するものと懸念されるが、市としてはこうしたコロナ禍による市民生活や事業活動への影響の長期化に対し、今後どう対応していくのか、市長の考えをお伺いいたします。

    答)特に、最初の御質問ですが、子育て支援に関し、新生児に対する特別給付金や独り親世帯への臨時給付金等、今回対応させていただいているところでございますが、新型コロナウイルスの感染症につきましては、市民や事業者に多大な影響を与えているところでございますが、その中でも特に今申されました子育て家庭や独り親世帯につきましては、経済的、精神的また就業環境の面でも厳しい状況に置かれており、大変御苦労・御負担をおかけしているものと考えております。
    また、緊急事態宣言中を含めまして、医療関係や保育施設等の従事者の方々には、大変な御心痛をされながら業務を継続していただいておりますことに、心から感謝を申し上げるところでございます。
    こうした状況を踏まえまして、国や県におかれましては給付金としまして、一定の支援を行うこととされたところではありますが、残念ながら一部の方は制度的な理由から支給対象となっておられない方がありました。こうした方々の気持ちに寄り添い、少しでも励ましになればという思いで本市独自の支援をさらに行うこととしたものでございます。
    新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだに収まるところは見通せない中、さらなる御苦労をおかけすることも今後考えられると思っております。本市では、子育て世帯が安心して子育てができる環境を整え、町ぐるみで子育て家庭を守り、応援する風土を育むことを目指しておるところでございますが、引き続き皆さまの生活に寄り添ったきめ細かな取組を進めてまいりたいと考えております。

    答)2番目の御質問でございます。
    コロナ禍による市民生活や事業活動への影響の長期化に対し、今後どう対応していくのかという御質問でございますけども、議員御指摘のとおり、現在、山口県をはじめ、全国において新型コロナウイルス感染症の第2波ともいえる感染拡大が続いており、それに伴い、市民生活や事業活動への影響も長期化しているところでございます。
    市といたしましては、何よりも市民の皆様の生活の安定、また事業継続を最優先に行財政改革も一時凍結しながら、また国や県とも連携を図りつつ、独自の対策を積極的に講じてきたところでございます。今後におきましても、感染症の終息が見通せない中、引き続き対策の手を緩めることなく、さらなる感染症予防や市民生活、事業活動に対する支援、また消費喚起対策など、そのときの状況に応じて必要な対策を迅速かつ積極的に講じてまいりたいと考えております。
    また、今後はコロナに強い社会環境の整備や新たな暮らしのスタイルの確立、消費、投資の一層の促進など、恒久的な対応に移行してくるものと考えられますので、次年度以降の予算においても引き続き感染症の克服と新たな日常を支える地域経済の構築に向け、段階に応じた対応策をしっかりと講じてまいりたいと考えております。