活動報告

令和元年 第8回定例会

1.精神疾患に対するより一層の理解を求めること

  • 本市の職員で精神疾患による休職者はどれくらいいるのか

    𠮷安)大きく4件質問します。まずは、1つ目の件名についてです。
    近年メディアで活躍される方々の精神疾患による活動休止という言葉を耳にすることがふえました。精神疾患には、パニック障害、鬱病、双極性障害、これはもうじき、双極症と名称が変更されます。また、統合失調症などがあります。厚生労働省のデータによると、精神疾患により医療機関にかかっている患者数は近年大幅に増加しております。平成26年に392万人、平成29年には400万人を超えています。この中には、認知症の方も含まれていますが、とても多い数です。医療機関にかかってない方で、鬱症状の見られる方もいらっしゃると思いますので、今後、精神疾患の患者数はふえていくことが予想されます。
    パニック障害、鬱病、双極性障害、統合失調症、周りから見れば、けがをしているわけではないので、症状、病状がとてもわかりづらく、さぼっているというふうにとられてしまい、とても苦しい思いをさせておられます。そのためにも、まずは、精神疾患に対する周りの理解も必要ではないかと思います。
    例えば、精神疾患で休職中の方が楽しく旅行をしている場面を見るとします。病気への理解がない場合は、遊びに行けるのなら仕事ができるのではないか。やはり、さぼりたいだけではないかと思われるのではないでしょうか。そうではありません。そのわけは、底をついていたエネルギーが少しずつふえてきて、家族と限られた人数の中での楽しいことならば、何とかできるまでに回復してきたということなのです。社会全体が精神疾患への正しい理解をすることで、疾患のある方も社会復帰につながっていくと思われます。
    そこで質問いたします。
    大きく1、精神疾患に対するより一層の理解を求めることについて。
    (1)現代のストレス社会において、精神疾患を発症する人も少なくないが、本市の職員で精神疾患による休職者はどれくらいいるのか、お答えください。

    答)本市の職員で、精神疾患による休職者はどのくらいいるのか、との御質問にお答えいたします。
    議員御質問の精神疾患には、その原因が何らかの精神的な負担によって起こる心因性のもの、身体の病気が原因で起こる外因性のもの、脳の器質的な問題によって起こる内因性のものなど、その定義も幅広く、さまざまでございます。また、精神疾患は、心の病、メンタル疾患とも言われ、地方行政を取り巻く環境が大きく変化する中で、地方公務員においても、職員のメンタル疾患による病休者への対策は職員の健康管理にとって大きな課題となってきています。本市における過去5年間のメンタル疾患による病気休暇及び病気休暇取得後3カ月を超えて休職となった職員の状況ですが、病気休暇取得及び休職となった職員の人数について、年度別にそれぞれ申し上げますと、平成26年度は20人と7人、平成27年度は15人と8人、平成28年度は14人と8人、平成29年度は14人と8人、平成30年度は22人と7人となっております。
    また、今年度については、4月から11月末までの病気休暇取得者が18人、休職者が3人で、病気休暇取得者18人のうち、11人が復職しているという状況でございます。

    𠮷安)やはり、結構な割合でおられると思います。その方たちの心のケアをぜひ行っていただきたいと思います。
    精神的な疾患があると、事業所の理解が相当ないと働くことができないのが現状です。病気の特性上、長時間の労働は難しかったり、急に休んだりすることが起こるからです。ですが、このような病気を抱えた人たちの多くは働きたいのです。周南市に働きたくても働けないでひきこもっている方が一体どれだけおられるでしょうか。この人たちが就労して働ければ、今抱えている働き手の人材不足は大きく改善されることでしょう。
    市民の方から、神奈川県川崎市での取り組みを紹介していただきました。週20時間未満の障害者雇用、就労に向けた短時間雇用創出プロジェクトを平成28年度から行われています。川崎市のホームページから引用します。「障害がある方の中には、心身のコンディションから長時間の勤務は難しくても、短時間であれば働ける方が多くいらっしゃいます。しかしながら、障害者雇用の法定雇用率は週あたり20時間以上勤務する方を対象としていることから、20時間未満を希望する方の活躍の場が少ないことが課題となっています」とあります。このことは、川崎市に限らず、もちろん周南市でも同様だと思います。心身のコンディション等から長時間の労働はハードルが高く、社会復帰をしたいと思っても、なかなか足を踏み出せずにいる方も多いと思います。

2.働く意欲のある精神疾患を有する、求める企業を仲介する取り組み

  • 働く意欲のある精神疾患を有する者と、採用したい企業とを仲介する取り組みについて

    𠮷安)(2)市として、働く意欲のある精神疾患を有する、求める企業を仲介する取り組みができないか、をお答えください。

    答)働く意欲のある精神疾患を有する者と、採用したい企業とを仲介する取り組みについての御質問にお答えします。
    精神障害者を含む障害者の就労に向けた相談窓口は多岐に及んでいますが、企業との仲介についてはハローワークが担っているところです。ハローワークでは、職業相談、職業紹介を行っており、求職登録を行い、具体的な就労活動の方法などの相談や指導を行っています。また、障害者就業・生活支援センターでは、就労に関するさまざまな相談支援を行い、職業準備訓練や職業実習のあっせん、求職活動への動向、生活面の支援などの相談に応じています。そのほか、職業カウンセリング、職業評価を受けたい場合は山口障害者職業センター、就労に向けた福祉サービスを利用したい場合は相談支援事業所など、障害のある方のニーズや場面に応じて、相談窓口を活用して支援を受けることができます。
    このような障害者の就労に向けた相談窓口、支援機関をわかりやすく御理解いただくために、地域自立支援協議会、就労部会で案内パンフレットを作成し、市のホームページに掲載するなど、周知を図っています。
    また、本市の担当課においても、障害者の就労に向けた相談を受けた場合は、適切な支援機関につないでおります。本市としては、直接働く意欲のある障害者と企業を仲介する仕組みはございませんが、障害者が職場実習等を受ける場合の交通費等を助成し、障害者の就労につながるよう支援しているところです。
    また、障害者の職場定着率が低いことから、国は平成30年度に新たな障害福祉サービスとして、就労定着支援を創設しました。本市でも、就労移行等の支援を受けて一般就労に移行した障害者が就労の定着を図れるよう、企業や自宅等への訪問等により、課題や状況を把握し、必要な連絡調整や指導、助言等を行っております。
    精神障害者のある方に対する今後の支援については、現在、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築について検討を始めたところであり、精神障害者が地域の一員として、安心して、自分らしい暮らしができるよう、医療、障害、福祉、介護、社会参加、住まい、地域の助け合い、教育が包括的に確保されることを目指しています。この取り組みの中で、企業を初めとする地域住民の精神障害者への理解を促進し、精神障害者の雇用が進むよう支援していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

    𠮷安)ありがとうございます。市とハローワークとの連携も多分に必要になると思います。
  • 本市における、精神疾患を有する者に対する職員採用の考え方・採用状況と今後の計画について

    𠮷安)(3)本市における、精神疾患を有する者に対する職員採用の考え方は。また、その採用状況と今後の計画をお答えください。

    答)本市における、精神疾患を有する者に対する職員採用の考え方や、その採用状況、今後の計画についての御質問にお答えいたします。
    初めに、精神疾患を有する者に対する職員採用とのお尋ねですが、本市の採用試験の募集区分については、障害者手帳の交付を受けている方を対象とした障害者枠での募集とそれ以外の方を対象とした募集で試験を実施しております。そのため、精神疾患を有する者に対する職員採用については、精神疾患の定義の幅が広いことから、精神障害者を対象とした採用試験についてお答えさせていただきます。
    障害者の雇用については、障害者の雇用の促進等に関する法律において、障害者の雇用義務が定められており、事業主は法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する必要があります。本市では、これまでも障害者の職員採用を実施しておりましたが、平成30年度に障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わり、法定雇用率が見直されたことから、受験資格を身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている人に広げた採用試験を実施しております。
    次に、採用状況でございますが、平成28年度、平成29年度、ともにいずれも1名の身体障害者を採用しております。また、平成30年度は7名の申し込みがありましたが、最終的な採用には至っておりません。
    今年度につきましては、本市では、障害者枠での職員採用募集を実施しておりませんが、令和元年6月1日現在の障害者雇用率は2.81%で、法定雇用率の2.5%を上回っている状況でございます。
    今後とも引き続き計画的な障害者雇用について取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。

    𠮷安)弱者を見捨てないという観点からも、ますますの研究、検討が必要かと思われます。
    最近、部下の遅刻がふえた。ここ最近、同僚が憂鬱そうな顔をしている。今まで元気に振る舞っていた上司の口数が減った。多くの方は、こうした状況で、具体的にどのように行動すればよいかを体験的、実践的に学んだことがありません。その結果、見て見ぬふりというアクションにならない行動をついついとってしまいます。こうした行動は、心の問題を抱える人々への対応のおくれや偏見につながってしまい、休職や退職といった事態を招いてしまうかもしれません。メンタルヘルス・ファーストエイドと呼ばれる心の応急措置の知識と技法を知っていただき、職場、家庭などでの日常生活に活用してもらいたいと思っております。
  • 精神疾患を有しながらも働いている職員へのフォロー体制は

    𠮷安)(4)現段階で精神疾患を有しながらも働いている職員へのフォロー体制はあるのかをお答えください。

    答)現段階で精神疾患を有しながらも働いている職員へのフォロー体制についての御質問にお答えいたします。
    精神疾患など、職員のメンタルヘルスへの対応は、正しい知識の普及とメンタル不調の早期発見、早期受診、早期休養を推進することが重要であると考えております。そのため、本市では人事課に職員の健康管理を担当する専任の保健師を配属し、産業医とも連携する中で、職員への研修や相談などに対応しております。
    具体的に申し上げますと、正しい知識を身につけるための研修として、職員自身がストレス予防や対処を学ぶセルフケア研修や部下の健康管理や職場環境の把握、改善などについて学ぶラインケア研修を行っているところです。また、平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律において、労働者がメンタルヘルス不調となることを未然に防止することを主な目的としたストレスチェックの実施が義務化されたことから、本市におきましても、平成27年度に試行実施した後、平成28年度から本格的にストレスチェックを実施しております。
    次に、メンタル疾患に罹患している職員に対しましては、保健師による療養相談や臨床心理士のカウンセリングを行うとともに、職員が休職等から復職する場合は、復職に向けた療養相談、職場復帰訓練を行い、円滑な職場復帰のサポートをしているところです。
  • 身体的障害者に対する職員採用の考え方・採用状況と今後の計画は

    𠮷安)(1)本市における、身体的障害者に対する職員採用の考え方は。また、その採用状況と今後の計画をお答えください。

    答)職員採用の考え方や、その採用状況、今後の計画についての御質問にお答えします。
    障害者の雇用については、先ほどもお答えいたしましたが、障害者の雇用の促進等に関する法律において、障害者の雇用義務を定め、事業主は法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する必要があります。障害者をめぐる雇用状況ですが、民間においては、平成17年ごろから、大手企業を中心に企業が果たすべき社会的責任の観点からも障害者雇用が進むとともに、平成25年4月の障害者の雇用の促進等に関する法律の改正では、障害者の法定雇用率が引き上げられ、さらに平成28年4月には、全ての事業主において、募集、採用など雇用に関するあらゆる局面での障害者差別の禁止と合理的配慮の提供が義務づけられたところです。このような社会情勢を受け、本市においては、身体障害者を対象とした職員採用試験を平成18年度から実施し、これまで13人を採用してきたところです。また、身体障害のある職員の採用後の配属につきましては、本市の旧庁舎では、庁舎の構造上、車椅子の動線確保等により配属できる職場に制限がありましたが、平成30年度に移転した新庁舎においては、身体障害者にも配慮した構造となっていることから、個々の障害の程度や実情を踏まえながら、適切に配置をしてきたところです。
    先ほどもお答えいたしましたとおり、今年度につきましては、本市では、障害者枠での職員採用募集を実施しておりませんが、令和元年6月1日現在の障害者雇用率は2.81%で、法定雇用率の2.5%を上回っている状況でございます。
    今後とも、引き続き計画的な障害者雇用について取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。

3.長野山緑地等使用施設について

  • バンガローの老朽化が進んでいるが、修繕できないか

    𠮷安)私のふるさと鹿野。自然も豊かで、水も空気もおいしくて、とても大好きな場所です。鹿野の人口減少に何とか歯どめをかけていただきたいと思っております。徳山の中心地ばかりよくなって、鹿野は、軒並み店や施設が撤退し、寂れる一方でございます。どうか、鹿野のにぎわいを創出するために予算をつけるべきと思います。よろしくお願いいたします。
    さて、鹿野には、長野山という観光資源があります。標高は何と1,015メートル。海抜ゼロメートルの徳山港からなら、頂上まで、車で約60分かけて登ることができます。雪が降るため、12月から3月までは閉山となっております。頂上には、天空カフェという、とてもすてきな名前のカフェには、ずっと話していたくなるような地元の女性の方々が働いておられます。漬物からケーキまで、とにかくおいしいので、皆様にお勧めします。秋は紅葉が見渡すことができ、春、夏は徳山に比べ、約マイナス5度違うので、とても涼しい場所です。キャンプ場も併設されていて、土日祝日には多くの観光客でにぎわいます。そのキャンプ場にあるバンガローが老朽化しております。多くの観光客がキャンプをしにわざわざ来てくれたのに、バンガローが古いので、それを見て、1泊せずに帰っていく。そんな残念なことが起きています。
    そこで、質問です。
    3、長野山緑地等使用施設について。
    (1)バンガローの老朽化が進んでいるが、修繕できないか、お答えください。

    答)長野山緑地のバンガローについての御質問にお答えいたします。
    長野山緑地は、山岳や自然景観を生かし、家族の余暇利用や青少年の野外活動、自然観察などに幅広く活用できる観光レクリエーション施設として、昭和54年に整備されて以来、多くの方に親しまれてきました。私も何度も訪れております。現在、地元の長野山生活改善実行グループが指定管理者として管理運営しているところですが、施設の建物の多くは木造で、老朽化が進んでいる状況にあります。このうち、バンガローにつきましては、築後40年を経過し、特に老朽化が著しく、全9棟のうち、5棟が腐食等により使用できない状況にあります。また、利用状況については、ここ数年の稼働率は1%程度で推移しており、利用者が非常に少ない状況でございます。
    こうしたことから、バンガローにつきましては、施設の縮小を進めながら、撤去を含め、土地の有効活用等を検討し、施設全体としては、今後も適正な維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

𠮷安)バンガローの修繕について前向きな答弁があったかと思うんですが、具体的な期限を設けていらっしゃいますか。お答えください。

答)先ほど市長のほうが申し上げましたように、今9棟ありますうち、5棟が今腐食等で利用できないというふうな状況になっております。今現在4棟で利用をしていただいているわけでございますけども、先ほど申し上げましたように、バンガローにつきましては、施設としては縮小していくということで、跡地の利用等について検討する中で、施設全体といたしましては、適正な管理を努めて、多くの皆様に応募していただけるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。

𠮷安)周南市の観光資源を有効に生かすべきと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

  • バンガロー修繕の具体的な期限は設けているか

    𠮷安)バンガローの修繕について前向きな答弁があったかと思うんですが、具体的な期限を設けていらっしゃいますか。お答えください。

    答)先ほど市長のほうが申し上げましたように、今9棟ありますうち、5棟が今腐食等で利用できないというふうな状況になっております。今現在4棟で利用をしていただいているわけでございますけども、先ほど申し上げましたように、バンガローにつきましては、施設としては縮小していくということで、跡地の利用等について検討する中で、施設全体といたしましては、適正な管理を努めて、多くの皆様に応募していただけるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。

    𠮷安)周南市の観光資源を有効に生かすべきと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

4.石船温泉憩の家の整備

  • 石船温泉憩の家の整備について

    𠮷安)こちらも鹿野のことについてです。鹿野で唯一の食事つき宿泊施設であります石船温泉、錦川の支流、渋川のほとりにたたずむかけ流しの湯です。豊かな自然に育まれた新鮮な川の幸、山の幸も楽しめます。昭和47年8月に開設され、平成16年4月に一部リニューアルされました。令和を迎えた今、この建物は老朽化が大変進んでおります。また、利用状況の変化に対応した改築も必要な時期に来ていると思います。
    そこで、4、石船温泉憩の家の整備について問います。
    (1)階段室にクラックが入っているが、改修が必要ではないか。
    (2)ボイラーの調子が悪いが、こちらも改修していただきたい。
    (3)利用者が快適に過ごせるように、布団を羽毛布団に変更してほしい。
    (4)露天風呂は1つしかなく、夫婦、カップルで利用する場合、どちらかは露天風呂を楽しめない。ぜひとも、もう一つ露天風呂を整備してほしい。
    (5)高齢者の施設であるが、心身の健康と福祉の増進を図ることを目的の一つとして、2階の宿泊施設を利用するためには、階段しか昇降設備がなく、足の不自由な人は利用できない。高齢者や足の不自由な人のために、車椅子用のスロープかエレベーターを整備すべきではないか。
    以上5点について、まとめてお答えください。

    答)石船温泉憩の家の整備についての御質問にお答えします。
    石船温泉憩の家は、高齢者の心身の健康と福祉の増進を図るとともに、地域住民との共同利用により、触れ合いや交流を深め、生きがいづくりを促進するために、昭和47年8月に整備したものでございます。設備等につきましては、浴室や食堂、客室、ラウンジなどのほか、平成12年にデイサービスルームを、平成15年には露天風呂、及びサウナを増設するなど、地域や市内外の利用者の皆様に親しまれる施設となるよう充実を図ってきたところでございます。
    一方、本施設は、開設以来47年余りを経過しており、施設設備の老朽化が進んでおります。議員御指摘の階段室のクラックやボイラーのふぐあい、布団の買いかえなどにつきましては、指定管理者からも報告を受けているところでございます。施設運営に支障が出ないよう、また利用者の方に快適に利用していただけるよう、修繕が必要なものにつきましては、指定管理者と相談し、優先順位をつけながら対応してまいりたいと考えています。
    また、露天風呂の整備やエレベーター等の設置についての御質問ですが、先ほども申し上げましたとおり、石船温泉憩の家は、開設以来47年余りが経過し、老朽化している上、土砂災害特別警戒区域に位置しているほか、耐震診断の一次診断では耐震性なしとなっております。施設の方向性としましては、平成30年10月に策定した施設分類別計画において、現地での施設の延命、建てかえは困難な状況と判断し、早急に本施設の機能を鹿野地域の安全な場所へ移転することや、高齢者福祉施設から観光交流施設へ転換を図ることなどを検討することとしておりますので、何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。

    𠮷安)年間の利用者数がもしわかれば、教えてください。

    答)直近であれば、令和元年、今年度の10月末と平成30年度の10月末を比べた数字を申し上げたいと思いますが、よろしいでしょうか。
    実際に入浴者でございますが、令和元年の10月末までの1万5,024人、平成30年度は1万4,505人になっておりまして、約520人の増加になっております。
    そして、宿泊は、これは令和元年では138人、平成30年度は228人として、90人の減少をしております。
    そして、食事等につきましては、これも減少しているところなんですが、令和元年につきましては、1万5,041人、そして、平成30年度は1万7,677人となっておりまして、約2,600人の減少になっておるというところでございます。

    𠮷安)先ほどの答弁にもありましたが、建てかえるということで、建てかえるから、現状の課題を後回しにするのではなく、緊急な課題には、その都度、取り組んでもらえたらと思います。建てかえの移転候補先、移転時期等あれば、お答えください。

    答)先ほど市長のほうが申しましたように、昨年10月に施設分類別計画を策定をいたしまして、現地での建てかえは、やはり困難であると。また、早急に本施設を鹿野地域のいずれかの安全な場所へ移転するという方向性を出しました。しかしながら、この場所の選定につきましては、現在、さまざまなところを検討しておるところでございますので、もうしばらくお待ちいただければというふうに考えております。